ジンバブエから学ぶハイパーインフレの起こり方 2009年4月12日
「アフリカの奇跡」ジンバブエはどうしてインフレに陥ってしまったのか 2009年4月12日
20世紀終盤に教育と医療に資金を注ぎ込み低い乳児死亡率、高い就学率と識字率を達成したジンバブエは「アフリカの奇跡」と称され、ロバートムガペ大統領は「ジンバブエの治世」と功績を称えられた。 そんな国がどうしてハイパーインフレに苦しみ、国内情勢は今もなお混沌と化してしまっているのか
ジンバブエドルは1980年に1米ドル=0.68ドルの為替レートで導入されました。ジンバブエドルは兌換通貨ではなく管理通貨のため、この為替レートを見ればジンバブエの経済や信頼性がどれほど高かったか想像に難くないでしょう。
しかし、2000年代初頭の白人農地強制収容、外資系企業が保有している株を譲渡させる法案、通貨の大量発行などを立て続けに実施してしまったがために、市場での金余り、農作物の生産効率の減少による絶対数の不足、外貨準備高不足のインフレ要素三兄弟がそろってしまいました。
市場心理+ジンバブエドル保有者の安全志向によってジンバブエドルの価値はあっという間に下がっていき、2008年には1米ドル=2億5600万ジンバブエドルという異常なインフレが起きてしまいました。
失業率0を目指す国際機関ILO 1919年4月11日(動画には作者の感想付き)
ニューディール政策の中にコロナショックを救う鍵がある 1933年4月10日
歴史カレンダー 1月19日 JALの経営破綻(添付動画に経緯が詳しく載ってます)
https://m.youtube.com/watch?v=1L2JgT6yf6c
歴史カレンダー 1月19日
1991年 登山家の田部井淳子さんが南極最高峰のヴィンソンマシフ(Vinson Massif 4892m)を登頂し、女性で史上初6大陸の最高峰を登頂成功
2006年 NASAが史上初の冥王星無人探査機ニューホライズンズを打ち上げ
2010年 JALと子会社2社が会社更生法を申請(事実上の経営破綻)
JAL(日本航空)とその子会社2社は2010年1月19日に事実上の経営破綻といえる会社更生法の申請をしました。これは、現経営陣の一新などを条件に政府から公的資金(税金などの国のお金)を投入され経営の健全化を目指す法律です。 どうして日本の航空産業の二代巨頭の1つといえるJALが経営破綻してしまったのでしょうか? 理由は3つありました
航空路線と会社規模の2種拡大、人件費、大型航空機のコストにJALは悩ませられ、会社更生法を申請した時の負債額は合計で2兆円を超えていました。このコストが超過している状態を申請後に会長に就任した稲盛和夫は大規模リストラ、不採算路線の廃止、給料カットなどの辣腕を振るって改善しました。その結果、わずか2年後に東証1部に再上場するという奇跡的なV字復活を遂げました
歴史カレンダー 1月18日 パリ講和会議(添付動画で詳しく知れるよ)(登録してね)
歴史カレンダー 1月17日 湾岸戦争勃発(添付動画も見るとより詳しく知れるよ)
歴史カレンダー 1月17日
1874年 板垣退助、後藤象二郎らが日本政府に民選議員設立建白書提出
1917年 アメリカがデンマークのヴァージン諸島を2500万ドルで買収
1979年 第二次オイルショック:日本への石油供給量削減を国際石油資本から通達
湾岸戦争は、イラクがクウェートに侵攻し、その応戦として日本も含む30カ国以上によって編成された多国籍軍がイラクへ空爆を行ったことにより本格的に開戦した戦争です。イラクはクウェートのもつ豊富な石油による利益を求めて戦争を決断しました。
しかし本来、イラクも油田をいくつも持つ産油国であり資金に困ることはそうそうないはずなのです。イラクがこの戦争に踏み切るまでに困窮した理由は主に2つあります。1つは1980年に開戦したイランイラク戦争による国力の疲弊。もう1つはその戦争でアメリカから武器や軍隊、多額の資金を援助されたことにより大きな借金を持ってしまったことです。つまり、湾岸戦争が起こってしまった要因の1つはアメリカだと言えるのです。
ここで、なぜアメリカが遠く中東の地方戦争に資金援助を施したのでしょう。そこにあるのが、戦争ビジネスとも呼ばれる戦争のもう1つの側面なのです。